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MARS抗体薬はダチョウの卵?効果や仕組み感染予防スプレーについて

   

MARS

MERSの勢いが止まりません。本日も新たに韓国において1人の死亡が確認されました。
これで死亡した人は24人。感染者は166人にも上っており未だ感染を食い止めることが出来ていません。韓国はお隣で距離的にも近い為、いつ日本に上陸してきてもおかしくない状況ですね。
そんなMERSですがこの度、MERSの抗体が出来たとの朗報が!!
今回はこの抗体について調べてみましたので、ご紹介します。

 

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MARS抗体薬の効果

 

今回開発された抗体は、なんとダチョウの卵から出来ているんです(精製されている)。
ダチョウの卵、、、医療系に明るくない筆者からするとイマイチMARSと繋がりませんが。
では、この抗体はどうMARSのウイルスに効くのでしょうか?

効果(仕組み)は、

人の細胞に侵入しようとするウイルスをマスキング(覆う)することにより、感染を防ぐことが期待できる

というものなんです。

人の細胞に侵入しようとするウィルス”って、体に入る前ってことですね?
侵入してからこの抗体でブロック&撃退するものと思いきや、侵入前にブロックするんですね。

ちょっと分かりづらいですね。詳しく説明します。
今回の抗体は通常のインフルエンザの予防注射などとは違うんです。抗体は人体には入れず(注射などではなく)、抗体を空間にスプレーし、MARSウィルスと結合させてしまおうというものなんですね。結合すると人体には侵入出来ない様です。

すでにこの抗体入りスプレー剤の大量生産は始まっており、アメリカや韓国に配布され始めているとのこと。ドアノブやマスク、手にスプレーすれば感染予防になりますね。また、スプレー剤以外にも、この抗体入りマスクも開発中とのこと。この抗体入りマスクは、以前新型インフルエンザや、昨年のエボラウィルス対策として既に開発実績があるとのことなので、近々完成するかもしれませんね。

でも、なんでスプレー剤やマスクといった”予防”的要素の強い対策なんでしょうか?直接人体へ投与した方が確実の様な気もします。調べてみると、この抗体は開発されたばかりで効果や副作用についてまだまだわかっていないこともあり、検証中の域を出ない様です。薬の開発は国の認可や許可、膨大な臨床実験などが必要で緊急性の高い現状においてはどうしても”予防”という位置付けでしか対応出来ないみたいですね。

予防でも全然ありがたいです。早く空港などに設置及び噴霧してもらって、日本上陸の可能性を最小限に食い止めてほしいです。

 

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MARSの抗体薬の開発は日本人

 

そんなありがたい抗体ですが、なんとこのMERSの抗体を開発したのは、日本の京都府立大大学院の塚本康浩教授(動物衛生学)のグループなんです。現在共同で研究を進めている米国陸軍感染症医学研究所において開発されたそうです。
日本人が開発に寄与していると考えるとなんとも嬉しく誇らしいですね。

塚本康浩教授

塚本康浩教授は、1968年京都生まれの47歳。
鳥が好きで、幼少期に飼っていた桜文鳥を自分の不始末から死なしてしまったことから獣医を目指し、研究者になった様です。
鳥の中でも「ダチョウ」が好きで、神戸にある「オーストリッチ神戸」の主治医に就任するなど、本当に鳥好きな教授なんです。そして塚本教授はこのダチョウを使って様々な病気の抗体開発を行っており、「文部科学大臣賞」や日本バイオベンチャー大賞「フジサンケイビジネスアイ賞」を受賞するなど、かなり凄い教授なんです。

今回の抗体の開発及び大量生産方法は、MARSウィルスと同類のコロナウィルスをカイコの細胞で培養。このコロナウィルスのタンパク質の一部をダチョウに投与。ダチョウは体内でコロナウィルス抗体を生成。そのダチョウが産んだ卵から抗体を取り出し精製したとなっています。

コロナウィルスって結構簡単に作れちゃうんですかね?(変なところに着目してしまいした)
抗体開発よりもMARS的ウィルスを作れる方が気になってしまいます。ちょっと怖いです。

ところで、なんでダチョウなんでしょうか?塚本教授が好きだから?
調べてみると、抗体開発〜精製において、ダチョウってとても素晴らしい生き物なんです。
なにが素晴らしいかというと、ズバリ”低コスト”。

まず、通常の抗体を作るところから説明いたします。
通常はニワトリやうさぎといった小動物を使用して抗体を開発するのが一般的な様です。ただ、ニワトリやうさぎだと大量な個体数が必要でコストがかなりかかります。また個体によって抗体の品質にバラツキがでてしまうといった問題も。

そんな、諸問題を解決してくれるのがダチョウなんです。
まず、コストの面ですが、ダチョウ1羽は半年で100個もの卵を産みます(卵の大きさは鶏卵の30倍)。ここから取れる抗体の量は400gにも上り、この量はウサギ800羽分に相当します。
さらにダチョウは生命力が強く(強繁殖力・病気にも強い)長生きで、暑さ寒さにも強い為、飼育施設なども比較的安価にすみます。よってかなり低コストですみます。
また1羽から大量に精製できる為、大量の個体を必要とせず、品質にバラツキが出ずらいというメリットもあります。

MARS

知らなかった、ダチョウってすごいんですね。余談ですがダチョウはその足跡がラクダに似ていることから「キャメルバード」=ラクダ鳥とも呼ばれることもあるみたいです。MARSの発生源と目されているされているのがラクダなだけに何か因果を感じてしまいます。
※MARSの感染経路についてはこちら→MERSが空気感染で日本に上陸?マーズの症状とマスクでも予防可能か

そんな、ダチョウも凄いですが、このダチョウに目をつけた塚本教授も凄いですね。

 

まとめ

 

感染拡大が止まらないMARSですが、今回感染予防の決定打が出たことで、気持的に少し安心しました。さらに開発者が日本人ということで嬉しいですね。
まだ日本への上陸は確認されていませんが、上陸するのも時間の問題かと個人的には思っています。やはり空港など海外からの旅行者(帰国者)からの侵入を防ぐことが大事なので、今回のこの抗体をいち早く導入して、感染予防に力を入れて欲しいですね。

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