東北新幹線の無料WiFi搭載車両の予約と使い方は?トンネルでは遅い?

待ちに待ったゴールデンウィーク真っ只中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか？
せっかくの長期休みなので帰省や旅行をされている方も多いでしょう。
帰省や旅行には新幹線を利用される方も多いと思いますが、そんな新幹線に関するホットなニュースが届きました。東北新幹線利用者の方、朗報です！

東北新幹線が無料wifiを設置！

ところで最近の新幹線に関するニュースといえば北陸新幹線の開通で盛り上がりましたね。
このGWに利用される方も多いと思います。
ちなみに北陸新幹線について、以下まとめていますので参考にされてください。
→北陸新幹線開業！最高速度は？グランクラスっていくらで乗れるの？

話を戻します。今回、東北新幹線利用者への朗報とは、JR東日本が５月１日より東北新幹線「E5系」の車内にて、訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「JR-EAST FREE Wi-Fi」を開始したと発表したことです！

訪日外国人向けと一応なっておりますが、１回３時間まで誰でも利用が可能。
利用回数の制限はありません！山手線各駅にあるサービスと同じですね。

このマークが貼ってある車両で利用可能になります↓

使い方は？

現在、新幹線で無線LANサービスを行っているのは今回のE5系を除けば、東海道新幹線の「N700系」のみでした。
こちらのN700系では、docomo-wi-fi、NTTフレッツスポット、HOTSPOT、BBモバイルポイント、UQ_Wi-Fiの5社と契約していれば無料で利用出来ます。

それに比べると、今回の東北新幹線「JR-EAST FREE Wi-Fi」の使い方ですが、メールアドレスの登録のみで利用可能と簡単で、ユーザーにとって嬉しいサービスとなっています。
また、大災害時についてはメールアドレスの登録も無く、だれでも利用することができる様です。

ちなみに「E５系」とは、最先端の技術を集結し、走行性能と信頼性、環境性能、快適性のすべてを高いレベルで融合させた新世代の新幹線の総称です。
東北新幹線の中では

「はやぶさ」
「はやて」
「やまびこ」
「なすの」

に投入されています。

E5系の最高速度は３２０km/hです。日本の技術って本当に素晴らしいですね。

JR東日本ホームページより引用

無料WiFi搭載車両の特定＆予約方法は？

このサービスを行なうのは１編成のみ（１車両ではなく１編成です）とのことで、順次６月末までに３編成に拡大する予定みたいです。
全編成への投入かと思いましたが、サービスを受けられる編成数は決まっているんですね。。。

しかし１編成のみだと予約が集中しそうですね。
この編成の運行情報はどこで知ることが出来るんでしょう？そして予約は出来るのでしょうか？
JR東日本のホームページや、その他いろいろとネット上で探してみましたがイマイチ判然としませんねぇ。

ですので、聞いてみました。

JR東日本さんへ。
（問合せ先は「時刻運賃案内センター」050-2016-1600）

筆者：「今回のサービスは１編成のみですか？」

担当者：「一応そう聞いています」

筆者：「では、その編成に乗りたいのですが、その編成の運行時刻を教えてください。それともみどりの窓口で聞けばいいですか？」

担当者：「みどりの窓口で聞いても分からないです。当センターから新幹線運行本部へ確認をとればわかると思います。」

筆者：「それはいつでもわかりますか？」

担当者：「いえ、その編成の時刻は固定ではなく変動します。毎日AM1時に当日の運行時刻が確定します。
ですので、当センターが開く朝６時に問合せください。」

筆者：「それでは乗車したい日の朝６時に確認し、空きがあれば乗れるということですね？」

担当者：「そうです」

ということでした。Wifi設置編成列車の運行時刻は変動するんですね。
しかも毎日AM1時に当日の新幹線の運行計画が決まるとは知りませんでした。
てっきり全て決まっており固定になっているのかと思ってました。

ただこの取材で分かったことは、JR本部内でも新しい情報過ぎて、共有化が十分になされていない印象を受けました。
その証拠に上述の担当者は曖昧な発言がありましたので（赤字部分）踏み込んで聞いたところ、
運行情報は一応新幹線運行本部に確認すれば分かるが、その運行情報を利用者へ伝えていいかどうかは、
運行本部の判断に委ねられており、伝えてはダメと言われてしまえば利用者に対し「どの車両かは分かりません」と言うしかないとのことでした。

う〜ん、まだまだ手探りなサービスなのか、大企業特有の縦割りの悪影響なのか判断つきませんが、分かったことは、この編成に乗れた人はラッキーということw

早く設置編成列車を拡充頂き、快適な移動時間を享受したいものです。

トンネルではつながる？遅くなる？

このWifi設置は嬉しいのですが、ところで繋がりやすさはどうなんでしょう？
ちなみに、東海道新幹線では無線LAN容量は、1編成あたり２Mbpsとなっております。
この容量は100人ほどしか接続できない容量であり、１編成乗車人数が1,323人ですので接続10%以下となります。
確かに筆者もよく東海道新幹線には乗りますが、繋がりづらい＆遅いと感じますね。。

今回の東北新幹線は無線LAN容量などの情報は出ていないので、大丈夫なんでしょうか？
容量が大きければ助かりますが。
ただ、容量は大きかったとしても、東北新幹線特有の”ある問題”が気がかりです。

その”ある問題”とは「トンネルの多さ」です。

東北新幹線といえば、トンネルが多いことで有名です。
そしてトンネル内って、通話もネット環境も悪くなるもの。
ビジネスで利用している方はイライラしたことが何度もあるのではないでしょうか？

東北新幹線のトンネルの割合は３０％超と言われていますから、極端な話（始点〜終点間）移動時間の１/３はトンネル・・。
移動の１/３もの時間、Wifiが繋がりにくければ困りますよね。

特に仙台駅から一ノ関駅間には３７ものトンネルがあります。。。

ここで、Wifiではありませんが、昨年ソフトバンク・ドコモ・KDDIが、仙台駅～一ノ関駅間のトンネル内においても携帯電話サービスの提供を開始したとの発表がありました。
携帯の電波が届きやすいならWifiも届きやすいと勝手な推測で「東京駅〜一ノ関駅間」は繋がりやすいと仮定させて頂きますw

まとめ

今回のサービスはまだまだ小さいですが、今後順次拡大が見込まれ、期待したいところです。
訪日外国人向けと冠していることから、オリンピックに向けますます海外からの旅行客が増えると予想されます。
よって、このサービスは新幹線に限らず、在来線においてもさらに拡大するかもしれませんね。
JRさん頑張ってください！