相棒14のあらすじは?反町演じる冠城亘のキャラと歴代相棒を比較

（出典：デイリースポーツ）

相棒シーズン１４の新相棒が反町に決まってから約1ヶ月が経った本日、反町のドラマでの名前が発表されました。その名も「冠城亘（かぶらぎわたる」。すごい難しい苗字です。ふりがながないと読めませんね。今回はこの冠城亘のキャラとこれまでの歴代相棒を振り返ってみたいと思います。

冠城亘のキャラ設定

今回、反町隆史演じる新相棒の名前は、予想通りこれまでの名前のルールを踏襲したものになりましたね。それにしても冠城で「かぶらぎ」って読めませんね。当初反町が新相棒に決定した際は、仲間由紀恵が次の候補と目されていただけに驚きでしたね、ただ、反町のキャスティングについては概ねネット上の反応は好意的で、期待する声が多かったです。そして、この反町演じる「冠城亘」ですが、これまでの相棒とは決定的に違うことがあります。それは、

警察官ではないということ

どういうこと？って思いますよね。なんと冠城は、法務省のキャリア官僚という設定ということです。冠城は法務省から警視庁に出向という形でやってくる様です。警察機構と法務省の立ち位置ってどうなんでしょうか？よく関係性がわかりませんので、以下説明を載せてみました。

◼︎警視庁
内閣→内閣府→国家公安委員会→警察庁→警視庁

◼︎法務省
内閣→法務省→（公安調査庁？）

どちらも内閣をトップとして（というか日本の行政機関は全て内閣をトップとするのですが）、その傘下にある機関です。法務省の下には「検察庁」「公安審査委員会」「公安調査庁」がぶら下がっています。

ところで冠城亘はこのどの所属なんでしょうか？検察庁は「法廷ドラマ」であれば可能性は高いと思いますが、この警察の捜査を中心としたドラマである相棒ではなんかしっくりきません。よって公安審査委員会か公安調査庁のいずれかかと思います。ただ公安審査委員会は公安調査庁の調査結果に対して審査を行うところなので（かなりざっくり説明です）、どちらかというと冠城亘は公安調査庁に所属する人物の様な気がします。

ちなみに公安調査庁とはWikipediaによると

破壊活動防止法、団体規制法などの法令に基づき、日本に対する治安・安全保障上の脅威に関する情報を収集・分析する情報機関。

となっています。情報機関という位ですので、アメリカのCIAや、イギリスMI6、イスラエルのモサドみたい機関なんでしょうか？　調査対象組織（国家含む）内に協力者を獲得し、工作を行うなどの任務もあることからスパイ的な任務なんでしょうね。

あらすじや冠城亘のキャラ設定は？

まず本日のYahooニュースでは

反町演じる冠城亘は、法務省から警視庁へ出向してきた法務省のキャリア官僚。右京が無期限の停職処分となり主を失った“旧”特命係を仮住まいとするが、警視庁では“お客様”扱いで、特にやるべき仕事もなく、暇を持て余す毎日を送るのだが…。警察官でもなく、右京とも面識のない冠城がどのようにして右京と出会い、相棒となっていくのか、異色の相棒誕生に注目が集まる。

と少し触りに触れています。やはり警視庁から法務省（検察庁、公安審査委員会、公安調査庁）は階級的に上なのでお客様扱いなんでしょうね。

ただなぜ冠城が警視庁に送り込まれたかですよね。ここからは推測ですが、何か大きな犯罪組織を追っている冠城が、警視庁の右京の力を借りて捜査していく的な感じでしょうか。かなりざっくりですみません（笑）前回の成宮演じる甲斐の裏切りも実は把握していたりしてたのかも、とか思っちゃいます。

また本日テレビで少しだけ、冠城と右京のやりとりがありましたが、冠城上から目線で右京に接している感じでしたね。キャリア完了だけにプライドが高い系の可能性が高そうです。

そんな冠城のキャラについては、反町はこの様に語っています。

「僕が演じさせて頂く冠城亘は、真実を突き止めることへ執着のあるキャラクター。あらゆる手段を使い、事件を解明に導こうとします」

右京同様に頭脳派系で右京と意見を戦わせながら事件への糸口を見出していくといった展開の様な気がします。（もしかして、今回のシーズンを機に右京から冠城に主役が移行するなんてことも、、、無いか。）

と勝手にキャラ設定を予想していますが、いい機会なのでこれまでの歴代の相棒を振り返ってみたいと思います。

歴代相棒一覧

初代相棒・・・寺脇康文

相棒名：亀山 薫（かめやま かおる）
階級：巡査部長
キャラ：お人好しかつ正義感の強い熱血漢

亀山は事件解決の際に失態を犯し、特命係に左遷という形で配属され、杉下右京（水谷豊）と出会いましたね。配属当初は杉下右京とソリが合いませんでしたが、徐々に互いを理解し始め、息のあったコンビになりました。亀山は歴代の相棒の中で唯一杉下右京のことを「右京さん」と下の名前で呼んでいましたね。なんか一番親近感のあるコンビだったと思います。

２代目相棒・・・及川光博

相棒名：神戸 尊（かんべ たける）
階級：警部補
キャラ：クールで、負けず嫌いな性格の持ち主

神戸はエリート官僚。上層部の特命（右京の身辺を調査）を受け、特命係へ表向きは左遷という形で”潜入”するところから相棒をスタートさせました。初代相棒とは真逆のキャラでした。神戸はとある事件をきっかけに警察庁への異動を蹴り、当初の特命であった潜入調査もやめ、特命係に残ることを決心。その後は自らの正義にを信じ行動する様になり、配属当初は右京も警戒し距離を取っていましたが、徐々に互いに信頼関係を構築していきました。最終的にはいいコンビになっていきましたね。ちなみに神戸は右京の絶対的な正義を貫く信念を曲げさせた唯一の相棒でもありました。

３代目・・・成宮寛貴

相棒名：甲斐 享（かい とおる）
階級：巡査部長
キャラ：反骨精神が強く、熱い正義感の持ち主

仲の悪い父親は警察庁次長という甲斐。香港旅行中に右京と知り合い、右京に引き抜かれて特命係へ。配属当初は右京の変わり者ぶりに辟易しており、引き抜かれたことを不幸だと思っていましたね。しかし、右京と仕事をする内に右京の捜査への姿勢や考えに共鳴し、次第に右京を信頼していきます。と同時に右京からも信頼される様に。かなりの歳の差コンビなので、ドラマスタート当初は ”うまくいくのか？” と視聴者の多くが疑念を抱いていたのではないでしょうか？結果的にはそんな疑念も杞憂に終わりいいコンビになりました。ただ終わり方はちょっと頂けませんでしたが（笑）
ちなみにこれまでの相棒が左遷として特命係に来たのに対し、唯一スカウトで配属されており、またその他に唯一被弾している、唯一右京にあだ名で呼ばれているといった稀有な相棒でもあります。

まとめ

徐々に全貌が明らかになってきた相棒シーズン１４。前作の終わりが後味が悪かっただけに、今回は挽回して欲しいですね。これまでの相棒もシーズンが終わってみれば、コンビとしてしっくりと来る独自の関係性が出来上がっているものです。今回のシーズン１４では、右京と冠城のコンビがどうなっていくのか楽しみですね。今後も最新情報が入り次第更新していきたいと思います。