目黒のさんま祭り2015の日程や場所は?値段や行列についても

今年は立秋を過ぎたあたりから、８月というのに涼しくなってきましたね。
暑い夏から一転。秋の風に吹かれているとだんだんと食欲が湧いてきます。

そんな ”食欲の秋” の訪れを告げる旬の食材といえば「さんま（秋刀魚）」。
脂ののった秋のさんまは格別です。そしてさんまといえば落語でも有名な「目黒のさんま」

今回は、東京は目黒の秋の風物詩である「さんま祭り」の日程や場所（会場）や
いくらで食べられるのか気になる値段について、そして名物さんま行列の混雑状況について紹介します。

目黒のさんま祭りとは

このお祭りは平成８年、今から約２０年前に誕生しました。
地元の『目黒駅前商店街振興組合青年部』が中心となって町おこしの為に始めたのが最初です。

バブルによる土地高騰で昔からの住民は出て行き、駅前は無機質な高層ビルが乱立。
人情溢れる下町が幸か不幸か冷たい街になってしまったことから、昔の目黒の温かさを取り戻すべく
青年部が落語の『目黒のさんま』から着想を得て企画し、
地元の人々のつながりや活性化を目指し始めたんです。

話は脱線しますが、この落語の『目黒のさんま』の内容はご存知ですか？
脱線ついでに内容をざっくりですが紹介します。

昔、殿様が目黒に鷹狩りに出た際、弁当を忘れてしまいます。
お腹が空いた殿様は、庶民の家でさんま塩焼きを食べます。
当時さんまは下衆庶民の魚。殿様など高位な人が食べるものではありませんでした。
さんまの味を大変気に入った殿様は、城に戻った後もさんまの味を忘れられません。
ある時、親族の集会が開かれました。その集会は食べたいものリクエストすることができます。
殿様は迷いなくさんまをリクエスト。
料理人達は、下衆庶民のさんまをリクエストされたもんだから大慌て。
体に悪いと脂を落とし、小骨を抜き、身をほぐしたさんまを食べた殿様は美味しくないと一蹴。
「このさんまはどこのさんまだ？」と料理人に聞きます。
料理人は「日本橋魚河岸のもの」と答えます（ここは一流の魚河岸）。
すると殿様は「やはりさんまは目黒にかぎる！」と答えるのでした。

海のない目黒のさんまって、事情を知らない人が聞いたら「？？？」ってなりますね。
まぁ。これがオチなんです。

では話を戻して、まずは目黒のさんま祭りの日程や場所（会場）を紹介します。

目黒のさんま祭りの日程や場所（会場）は？

今年２０１５年のさんま祭りは、

◼︎日程：９月６日（日）
◼︎時間：午前１０時〜午後２時
◼︎場所：誕生八幡神社前

誕生八幡神社前の目黒通りが会場（赤色部分）になります。神社と反対側が主な会場です。

JR目黒駅からのいく場合は、東口をでます。

駅から歩いても５分もかかりませんね。

値段（料金）は？

ところで、さんま値段（料金）っていくらなんでしょうか？

なんとさんまを食べる為に払うコストは

無料（タダ）！

なんです。 やばくないですか？

このさんまは岩手県宮古市で水揚げされたさんまを使用しています。
宮古市とはこのさんま祭りをきっかけに目黒と姉妹都市関係を築いているんですね。

そして、さんまを食べる時に必須なのが『大根おろし』と『すだち』です。
（地域によっては違うかもしれませんが、筆者の中では必須の組み合わせです）

なんとさんまだけでなく、大根・すだちにもこだわっているんです。

大根は、栃木県那須塩原市から（那須塩原市高林雷の会の協力）

すだちは、徳島県神山町から取り揃えています。

すだちはこのお祭りの為に、なんと１万個も取り寄せるそうです。

と食材にこだわっていることがお分かりになられましたでしょうか？
実はこだわりはこれだけではないんです。なんとさんまを焼く「炭」にまでこだわっています。

その炭は、備長炭で知られる和歌山県みなべ町から調達しているんです。
これは美味しくない訳がない！！

そんな美味しいさんまを求め、当日は例年通り大混雑＆大行列は必至ですね。
それでは、この混雑＝行列はどれ位の規模でどれ位待たなければならないのでしょうか？

目黒のさんま祭りの混雑状況＝行列の待ち時間は？

まずは昨年の目黒のさんま祭りの様子をご覧ください。

（出典：SQUASH2nd）

（出典：SQUASH2nd）

みてください。この行列。。。ゆうに３００m以上は並んでいそうです。

ではこの行列の待ち時間はどれ位なのでしょうか？なんとその待ち時間は、

平均２〜３時間

かかる可能性があります。。。
いやいや３時間って。。かなり気合を入れていかないと持ちませんね。
もはやそこまでして並んだんじゃ、コスパが合わない、なんて野暮なことは
間違っても思ってはいけません。お祭りですから。

もう朝８時位に行って、並んじゃいましょう。

めでたく、さんまにありつけお腹を満たしたのなら、落語を聞きに行ってみたらどうでしょうか？
なんと誕生八幡神社にて無料落語が開かれています。出演者は全員実力者ばかり。
落語から着想を得てできた、この祭り。ぜひ落語を聞かれることをお勧めします。
以下紹介いたします。

落語について

◼︎時間：午前１０時〜午後２時
◼︎構成：４部構成（１部１時間）入れ替え制
◼︎人数：各部先着１００名
◼︎入場：各部開演１時間に神社前ににて入場整理券を配布

まずは神社前で入場整理券を入手しましょう。これが無いと入れません。
開演１時間前に整理券が配布され、開場は開演３０分前からです。
では、どんな方が出られるのでしょうか？ご紹介します。

【第1部】開演午前１０時

ダイジ
立川笑二
アタリヤ
立川吉幸

【第2部】開演午前１１時半

ケチャップリン
立川笑二
エルシャラカーニ
立川志らら

【第3部】開演午後１時

銀座ポップ
立川吉幸
コント青年団
春風亭勢朝

【第4部】開演午後２時半

チャンス大城
立川志らら
ねづっち
三遊亭吉窓

まとめ

この日の目黒は煙モクモクでいい香りが漂う、たまらない街になっていることでしょう。
こだわりの食材、最高級の備長炭での調理、そして外で食べる開放感。
もう待ちきれません。。

行列必至のさんまは並んでも食べる価値があると確信しています。
そのためには、早めに行って行列の最前列をキープすれば、再度並んで２匹目のドジョウならぬ
２匹目のさんまにありつけるかも！

ぜひ、目黒のさんま祭りにいかれてみてはいかがでしょうか？というより行かない理由が見当たらない(笑)