育児ストレスでイライラしている妻に夫がすべき３つのこと【解消法】

（出典：Unsplash ）

「何やってるの！」

「さっきも言ったでしょ！なんでわからないの！」

「もう！いい加減にして！」
母である妻は育児ストレスでイライラし、こういった言葉を我が子についつい言ってしまいがち。
どんなに我が子を愛していても、常に子どもと一緒にいる妻には多大なストレスがあるのも事実で、

「なんであんなこと言ってしまったのだろう…」

と、自分を責め、落ち込んでいる妻の姿を目にすることもしばしば。

そんな時、夫として妻にどんな言葉や態度を示せばよいかわからなくなる時も…。
そんな、愛している妻が育児ストレスで自分を責めている時に、夫としてすべきことを整理してみたいと思います。

子どもが生まれた時からのことを一緒にふり返る時間を作る

妻（お母さん）は我が子のことを当然愛してはいるものの、育児のストレスで一時的に子どものことが「受け入れがたい」状態になってしまう時があります。

このような感情は、親であれば誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。

そんな時は、一度子どもが生まれた時のことをふり返る時間を作って、感情をクールダウンすることが大切です。例えば、

⬛︎感動の思い出一例

・妊娠していることがわかった時の夫婦の喜び

・初めて産婦人科へ行った日のこと

・始めて我が子の胎動を感じた日のこと

・胸を弾ませベビー用品を買い揃えたこと

・そして生まれた日のこと

我が子のことで、これまでの感動した思い出を振り返ってみましょう。

育児ストレスの一因として、先行きの見えない不安感や苛立ちがあります。だからこそ、これまでの感動体験を思い出し、夫婦で協力し合い、これからの未来は大丈夫、明るいものであると描ける安心感を抱くことが大切です。

「産んで良かった」「産まれてきてくれてありがとう」という気持ちを夫婦間で共有し、夫から妻へ「共に子育てをする」「全力で協力する」という言葉をかけ、「（妻は）一人ではないよ」とパートナーとしての明確な態度を示してあげることが必要です。

育児ストレスをのイライラ（怒り）の感情を、優しい気持ちへ変えていくことが夫の役目でもあるのです。

振り返ることとあわせて、これから子どもと共に歩んでいく人生についてじっくり話してみるのも良いですね。

家事など夫でもできることを全力で協力する

妻は育児と、家事を無休でやってくれています。ストレスがたまるのも無理はありません。たまらない方が不思議です。

そんな妻のために、夫は家事などを分担し、妻の負担を軽減させましょう。例えば、

⬛︎協力できること一例

・炊事（料理または後片付け）

・洗濯（取り込みやたたむ作業）

・買い物

・掃除（ゴミ捨てなど）

・オムツの交換

・こどもお着替え

・こどもの遊び相手

・こどもをお風呂に入れる

これらは夫でも協力できることです。

夫が少しでも分担することで、妻の育児ストレスの軽減につながります。分業・分担を積極的に行うことは、妻の物理的な負担はもちろんのこと、精神的な負担も大きく軽減させることができるでしょう。

夫も家族の一因として、当事者意識を持って、積極的に協力していくことが必要です。

時には子どもと離れた時間を作れるようにする

子どもの泣いている声を聞いたりするだけでストレスを感じてしまうケースもあります。

そのストレスを軽減させるためには、一時的でも良いので、妻に「家族以外の人と過ごす時間」を意識的に作ってあげることです。

例えば、「友人とランチに行ってくれば」とか「買い物でも行ってきたら」と、妻を子どもから離してあげることが必要です。

夫婦の実家が近くにあれば、こどもを実家に預け、夫婦水入らずで子育てを忘れ、出かけることも効果的です。

または、お子さんをお持ちの「友人家族と一緒に遊ぶ」という方法もあります。

友人のお子さんと遊んだり、友人と話をしたり、ほかの家族の子育てを見ることで、自分自身への課題や反省点、そして気持ちの解決方法など、育児ストレスを解消できる新たな発見があるかもしれません。

子どもと妻のみの空間から、夫は時々妻を解き放つ時間や場を提供することを是非意識してみてください。

まとめ

育児は本当に大変です。しかし一方で、その辛さとは比にならないほど楽しい面もあることも事実です。

大事なことは、育児は「妻」だけで行うものではないということを認識し、しっかりと妻に向き合い、妻の気持ちに立って物事を考えることが大事です。

「金を稼いでくることが俺の仕事だ」
などと、間違っても時代錯誤なことを言ってはいけません。仕事と子育ての労力や価値は同じ土俵で語るものではありませんし、ナンセンスです。

大変なことは当たり前。夫婦で協力することで、乗り越えていくこと喜びを必ず感じると思います。協力することで家庭円満につながり、結果的に仕事へも良い影響を及ぼしてくれるはずです。

妻の育児ストレスの解消はもちろんですが、まずはそのストレスに気づかなければなりません。そのためには妻と積極的に会話をすることを心がけ、夫として妻の「ストレスサイン」に気づく様にしましょう。

そして、自分にできることから協力し、手を取り合って楽しい子育てライフを送れるようにしていきましょう。

そのことが我が子の成長や幸せに繋がることになるのですから。