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お年玉の相場はいくら?語源や意味とマナーも紹介

      2017/03/08

早いものでもう年末ですね。何かと忙しくお金の出入りも激しくなるこの時期。
この頃になると毎年悩むのが、子供や親戚の子へあげるお年玉の額です。
多すぎても少なすぎても後でスッキリしないですよね。
今回はお年玉の相場やマナーについて調べてみました。

 

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お年玉金額の決め方は?

 

お年玉金額の決め方として、ひとつの目安ですがこんな計算式があります。

年齢÷2×1000円、つまり

 

年齢×500円

 

6歳だと3000円、9歳だと4500円。

しかしこれだと切りが悪いですし、同じ学年でも誕生日によって金額が分かれてしまいますね。
そしてなんといっても、高学年でも小学生に5000円以上は少し多い気がします。

親戚間で大体の目安として決めておく計算式としてはいいかもしれませんが・・
ちょっと懐に厳しい計算式ですよねw

次は実際のお年玉平均額を見てみましょう。

 

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お年玉の平均額はいくら?

 

様々なアンケートによる、年齢別の平均額は以下の通りです。

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小学校入学前・・・500円〜1,000円 もしくはお菓子やおもちゃ

小学校低学年・・・1,000円〜2,000円

小学校高学年・・・2,000円〜3,000円

中高学生・・・5,000円〜10,000円

 

どうでしょう?想像通りと言えば想像通りの金額ですかね。
この金額は毎年さほど変わりません。悲しいことにお年玉は景気に左右されないのです。

ただしお年玉は、その家との関係性や子供の人数によっても変わってきます。
多すぎても少なすぎても子供や相手の親を悩ましてしまうのがお年玉。仲の良い兄弟同士の子供へのお年玉だったら、最初に書いたような計算式のルールを決めてしまうのがやっぱり一番楽だと思います。

また、お年玉をあげるのは高校生までというのが一般的なようです。

 

お年玉の意味や語源

 

そもそも「お年玉」の意味ってなんなんでしょう?

 

現在は誕生日が来ると歳を1つ加えます(満年齢と言います)が、昔はお正月が来るたびに歳を1つ加える「数え年」という数え方が使われていました。

 こうして新しい年を迎えると、歳をひとつ重ねるわけですが、昔は年齢を重ねることの象徴として歳神様(としがみさま)にお供えものをして、新しい一年の無病息災を祈りました。このときお供物として備えられたお餅を、御歳神様の賜わりもの(おとしがみさまのたまわりもの)として分け合って食べるようになったことがお年玉の始まりとされています。
 
 現代ではお年玉が、お餅からお金へと変化してきたわけですが、現在のようにお年玉として現金を渡すようになったのは商家でお正月に使用人におこづかいを渡したことが始まりという説が一般的です。

 

※便利・分かりやすい冠婚葬祭マナー&ビジネス知識 より引用

 

お年玉の始まりは神様に供えたお餅だったんですね。そのお餅のことを、「御歳魂(おとしだま)」と呼ばれたという説もあります。
お餅は古くから縁起の良い食材とされており、ハレの日やお祝い事の際に必ず食べるものだったそうです。
ということは今でいうと、お雑煮が神様からのお下がりとしていただく御歳魂(おとしだま)ですね。
お供えしていたものを下げたものには神の魂の力があり、それを頂くことで1年間の力を分けてもらうという意味があるそうです。
筆者はもうお年玉をもらえる年齢ではないですが、2016年のお正月からはお雑煮はもっと大切に味わって食べようと思います。
日本の四季の行事には、本当に奥深き意味が込められていますね。

 

お年玉のマナー

 

上記の通り、お年玉(御歳魂)は神様から頂くというのがルーツ。
つまり、お年玉は「上のものが下のものに渡す」のがマナーとなります。

したがって上司など目上の人の家に新年の挨拶に行った際、その家の子にお年玉をあげるのはマナー違反となってしまいます。
何かをあげるとしたら、「お年賀」としておもちゃや図書券などの品物にすることがベターです。
ついつい、それも善意でやってしまいそうなミスですね。気をつけましょう。

 

まとめ

 

ちなみにお年玉袋として使われるポチ袋の「ポチ」の意味は「ぼちぼち」やこれっぽっちの「ぽっち」、つまり僅かなという意味で「僅かな気持ちですが」という意味からきています。ポチ袋はお年玉だけでなく、芸妓さんやお世話になった旅館の仲居さんに少額だけど感謝の意味を込めて使われます。(お年玉と記載のあるポチ袋はお年玉だけです。)

よくよく考えると、お金をあげるのに「これっぽっちですが」と謙遜するのは日本人くらいでしょうね。海外の方には理解が難しいであろう、日本人の美徳です。

子供にお年玉をあげる際、先に述べたお年玉の語源や由来、こういった日本の文化も継承するのが素敵なことだと思います。
いつまでも日本のお正月が日本らしく美しいものであるように、文化を大切にしていきたいですね。

 

 

 

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